第2回中学生英語スピーチ
コンテストの
開催結果について
現役中学生を対象にした、第二回中学生英語スピーチコンテスト(ボーダーリンク主催、岡山市教育委員会後援)を開催いたしました。全国から応募された英語スピーチにおいて、優秀な成績を修めた11名の中学生を表彰いたしました。開催日程は以下です。
- 応募期間
- 令和2年5月11日(月)~ 令和2年7月31日(金)
- 一次選考結果発表
- 令和2年8月10日(月)
- 最終選考会
- 令和2年8月19日(水)
本イベントは中学生であれば、公立・私立(帰国子女)を問わず、誰でもオンラインで参加ができる英語スピーチコンテストです。参加者は「海外の人に知ってほしい、わたしの好きな日本のお祭り」というテーマに沿って、日本の各地の伝統文化を表現豊かに紹介しました。
受賞者には、総額100,000円のギフト券と表彰状が贈呈されました。次回の開催は2021年夏開催を予定しています。
最優秀賞 受賞者
町田市立南中学校
野沢 初絵さん
- 紹介したお祭り
- 「町田天満宮秋季大祭」
スピーチコンテストに参加したきっかけ
英語の先生からのチラシの紹介です。
スピーチの練習方法
原稿を丸暗記するのではなく、メモ感覚でスピーチを練習しました。また、集中力が持続するように、10分間隔で休憩を取りました。
これから英語を使ってやってみたいこと
英検準一級に挑戦します!
優秀賞 受賞者
守山市立守山中学校
嶋田 まつりさん
- 紹介したお祭り
- 「勝部の火まつり」
町田市立成瀬台中学校
舛田 麟さん
- 紹介したお祭り
- 「フェスタまちだ エイサー」
笛吹市立春日居中学校
前田 花さん
- 紹介したお祭り
- 「長沢鯉のぼり祭り どろんこ競技」
準優秀賞 受賞者
三郷市立北中学校
西川 禮夢さん
- 紹介したお祭り
- 「浅草神社例大祭三社祭」
逗子市立沼間中学校
櫻井 瑚夕さん
- 紹介したお祭り
- 「鶴岡八幡宮ほたるまつり」
川口市立芝中学校
内田 姫織さん
- 紹介したお祭り
- 「青森ねぶた祭」
筑北村立聖南中学校
山崎 晃希さん
- 紹介したお祭り
- 「いせはや港まつり in うき」
豊丘村立豊丘中学校
畑中 新さん
- 紹介したお祭り
- 「南信州獅子舞フェスティバル」
長野 心美さん
- 紹介したお祭り
- 「さっぽろ雪まつり」
特別賞 受賞者
Zama American Middle-High School
Austin Emilyさん
- 紹介したお祭り
- 「桜まつり」
ご講評
上智大学短期大学部英語科 教授
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事・指導者育成トレーナー
英語授業研究学会理事
日本児童英語教育学会(JASTEC)関東支部運営委員
狩野 晶子
初めてオンラインでの開催となった今回のスピコン、この講評を書くにあたってオンラインで行われた最終選考のスピーチとQ&Aの映像を見、そしてオンライン会議での最終審査のプロセスに立ち会いました。おそらくこれまでであれば、考えられない形でのコンテストでしょう。2020年現在の“with COVID-19”の世界のありようを反映して、新しい形の英語学習のフィールドが広がってきていることを強く感じました。この新しい取り組みに果敢にチャレンジした中学生たちは、この新しい「コミュニケーション」の体験を通して、さまざまなことを感じ、そこから多くのことを学んでくれたことと思います。
「海外の人に知ってほしい、私の好きな日本のお祭り」というテーマのもと、生徒たちは皆、骨太の、内容の詰まったスピーチを熱心に、そして表現力豊かに語ってくれました。どうして「この」祭りについて話をしたいのかがしっかり伝わってきました。どの生徒もジェスチャーやアイコンタクトやビジュアルの効果的な使い方などに工夫を凝らし、よく準備し何回もリハーサルをしたのであろう、思いのこもったスピーチ揃いでした。その中でも、自らの実体験に基づいたエピソードや、住んでいる地域に根差した祭りについて語ってくれた生徒たちが強い印象を残しました。伝えたい気持ち、必然性のある「語り」は、やはり強い訴求力を持ちます。
英語力に関して言えば、最終選考に残ったどの生徒も、とてもスムーズで、クオリティの高い英語でした。その中で、ネイティブに近い発音も、日本人の特徴を示す発音も、どちらの入賞者もいました。大切なのは発音の「うまさ」ではありません。英語らしい音の流れや強弱、聞き手への問いかけや「間」などが、聞き手に響くスピーチを作ります。伝えようとする思いが自然に抑揚を生み、しっかり聞いてもらいたいところが強調され、聞きやすさ、わかりやすさに繋がります。その点で、今回は話し手の伝えようとする工夫が詰まった、しっかり準備し、たくさん練習したことが伝わるスピーチばかりでした。スピーチというのは「準備できる」「練習できる」話す活動です。日ごろ自己表現が苦手だと思っている生徒にも十分にチャンスがあります。ぜひ、たくさんの中学生にこのスピコンを経験し、その過程から多くのことを学んでほしいと思います。
上智大学短期大学部英語科 教授
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事・指導者育成トレーナー
英語授業研究学会理事
日本児童英語教育学会(JASTEC)関東支部運営委員
狩野 晶子
初めてオンラインでの開催となった今回のスピコン、この講評を書くにあたってオンラインで行われた最終選考のスピーチとQ&Aの映像を見、そしてオンライン会議での最終審査のプロセスに立ち会いました。おそらくこれまでであれば、考えられない形でのコンテストでしょう。2020年現在の“with COVID-19”の世界のありようを反映して、新しい形の英語学習のフィールドが広がってきていることを強く感じました。この新しい取り組みに果敢にチャレンジした中学生たちは、この新しい「コミュニケーション」の体験を通して、さまざまなことを感じ、そこから多くのことを学んでくれたことと思います。
「海外の人に知ってほしい、私の好きな日本のお祭り」というテーマのもと、生徒たちは皆、骨太の、内容の詰まったスピーチを熱心に、そして表現力豊かに語ってくれました。どうして「この」祭りについて話をしたいのかがしっかり伝わってきました。どの生徒もジェスチャーやアイコンタクトやビジュアルの効果的な使い方などに工夫を凝らし、よく準備し何回もリハーサルをしたのであろう、思いのこもったスピーチ揃いでした。その中でも、自らの実体験に基づいたエピソードや、住んでいる地域に根差した祭りについて語ってくれた生徒たちが強い印象を残しました。伝えたい気持ち、必然性のある「語り」は、やはり強い訴求力を持ちます。
英語力に関して言えば、最終選考に残ったどの生徒も、とてもスムーズで、クオリティの高い英語でした。その中で、ネイティブに近い発音も、日本人の特徴を示す発音も、どちらの入賞者もいました。大切なのは発音の「うまさ」ではありません。英語らしい音の流れや強弱、聞き手への問いかけや「間」などが、聞き手に響くスピーチを作ります。伝えようとする思いが自然に抑揚を生み、しっかり聞いてもらいたいところが強調され、聞きやすさ、わかりやすさに繋がります。その点で、今回は話し手の伝えようとする工夫が詰まった、しっかり準備し、たくさん練習したことが伝わるスピーチばかりでした。スピーチというのは「準備できる」「練習できる」話す活動です。日ごろ自己表現が苦手だと思っている生徒にも十分にチャンスがあります。ぜひ、たくさんの中学生にこのスピコンを経験し、その過程から多くのことを学んでほしいと思います。