第3回中学生英語スピーチ
コンテストの
開催結果について

英語を使えた!達成感。もっと話したい!学習意欲。

第3回中学生英語スピーチコンテスト(主催:株式会社ボーダーリンク、後援:八王子市教育委員会、藤沢市教育委員会、彦根市教育委員会、岡山市教育委員会)の最終審査結果が令和3年8月25日に発表され、多数の参加者から特に優秀な成績を修めた10名の中学生が表彰されました。

本イベントは公立・私立(帰国子女)を問わず、誰でもオンラインで参加ができる英語スピーチコンテストとして公募されました。参加者は「海外の人に紹介したい、わたしの学校の行事」というテーマに沿って、自慢の学校行事を表現豊かに紹介しました。

受賞者には、総額100,000円のギフト券と表彰状が贈呈されました。次回は2022年夏に開催予定です。

最優秀賞

最優秀賞受賞者

髙畑 夏乃さん
渋谷教育学園渋谷中学校
3年

紹介した学校行事
「Sports Day」

スピーチコンテストに参加した理由

全国規模のスピーチコンテストにチャレンジして、自分の英語スピーチの力を試してみたかったから

スピーチを行う上で心掛けたこと

英語の流暢さや発音の美しさはもちろん大切ですが、私の場合は、どんな人にも伝わるような、はっきりと分かりやすい話し方を心がけました。そして何よりも、大好きな母校の運動会を紹介できることを心から楽しみました。

これから英語を使ってやってみたいこと

大好きな俳優のユアン・マクレガーさんと直接英語でお話ししてみたいです!

優秀賞

優秀賞受賞者

星 陽斗さん
秀明大学学校教師学部附属
秀明八千代中学校

優秀賞受賞者

森山 綺乃さん
富谷市立 東向陽台中学校

優秀賞受賞者

長坂 ソフィア怜さん

敢闘賞

敢闘賞受賞者

小宮山 莉子さん
洗足学園中学校

敢闘賞受賞者

深瀬 青桜さん
富士見丘中学校

敢闘賞受賞者

田中 ルカさん
暁中学校

敢闘賞受賞者

住田 結佳子さん
市川学園中学校

敢闘賞受賞者

羽富 優菜さん
国府台女子学院中学部

敢闘賞受賞者

今村 秋葡さん

ご講評

狩野 晶子

狩野 晶子

上智大学短期大学部英語科 教授
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事・指導者育成トレーナー

英語授業研究学会理事
日本児童英語教育学会(JASTEC)関東支部運営委員

スピコンに参加したすべての中学生の皆さんに、大きな「おめでとう」を贈ります。オンラインでのスピーチコンテストという新たな形式のチャレンジに果敢に挑んだ皆さんは、これからの世界が求める新たなコミュニケーションの形において、いかに効果的に相手に「伝える」かを模索しました。この体験は、きっと皆さんの将来に向けて大きな糧になるはずです。


今回の審査で強く感じたのは「相手意識」の大切さです。今回は外国の方々へ学校行事について語るという設定でした。最終選考に臨んだ皆さんが真剣に「聞き手」を想起しながら草稿を書き、練習し、最終スピーチに臨んだことが、3分間に凝縮して表れていました。


おそらく、「この内容や表現で分かってもらえるだろうか」、「この行事の知識がどのくらいあるだろうか」、「どのようなことを興味をもって聞きたいと思うだろうか」、「どのように伝えたらこちらの言いたいことがうまく伝わるだろうか」など、いろいろと考え工夫されたことでしょう。そのように「相手」=「聞き手」を意識した内容、構成になっているかどうかが最終審査における「思考力・判断力・表現力」での評価を分けました。


ICTの広がりとともに世界は小さく近くなりました。世界中の、文化や母語の異なる人々と英語を介してリアルタイムでつながることができます。しかし、だからこそ相手意識が大切になります。自分にとっては「あたりまえ」「知っていて当然」なことが相手にとっては全く新しい情報かもしれない、だから言葉に表して、わかりやすく伝える工夫をしていかないといけない。そんな視点で入賞したスピーチを見てください。相手に伝えたい気持ちが、自己表現の工夫につながっているのが見て取れます。


最終審査に際しては、第1次審査を通過したほぼすべての生徒が、英語の文法の正確さ、発音やイントネーションの滑らかさなどの「知識・技能」の評価軸において等しく高いレベルを有し、そこではほとんど差がつかない状態でした。いかに「上手く」スピーチをするかを競う時代は終わりました。これからは「中身のある」「思いのこもった」、そしてビジュアルエイドなども駆使しての「相手に伝わる」スピーチが望まれます。そのことを強く実感させられた今回のスピコンでした。皆さんの頑張りに心からの拍手を贈ります。

ページトップへ