第4回
中学生英語スピーチコンテスト
結果発表

英語を使えた!達成感。もっと話したい!学習意欲。

ボーダーリンク 中学生英語スピーチコンテスト(主催:株式会社ボーダーリンク、後援:埼玉県教育委員会、藤沢市教育委員会、岡山市教育委員会、協賛:株式会社レアジョブ、株式会社エンビジョン、株式会社プロンテスト)は、中学生なら国籍・海外滞在歴を問わず誰でも参加できるオンライン英語スピーチコンテストです。

今年度の第4回スピコンには全国より500名を超える中学生が参加し、「海外の人に紹介したい、わたしの推し」というテーマに沿って、熱のこもったパフォーマンスで「推し」を紹介しました。

特に優秀な成績を修めた10名の入賞者には表彰状とAmazonのギフト券が贈呈されました。次回は2023年夏に開催予定です。

最優秀賞

最優秀賞受賞者

林田 優月さん
豊明市立 栄中学校 2年

紹介した「推し」
「School lunch」

スピーチコンテストに参加した理由

今回の外国人に推しについてのスピーチをするというテーマで、実際に海外から日本に帰って来た私の日本の大好きなところをぜひ、外国人の人達に知ってほしい!と思い、参加しました。

スピーチを行う上で心掛けたこと

自分の好きなことについてのスピーチなので、無理して難しい単語や言い回しを使ったりせずに自分の言葉で好きなんだということが伝わるように心掛けました。

これから英語を使ってやってみたいこと

日本に帰ってきて会えなくなってしまった友だちと、電話をしたりメッセージを送り合ったりしたいです。

優秀賞

優秀賞受賞者

巽 ひかりさん
清教学園中学校2年
推し「Ex PM Suga」

優秀賞受賞者

植村 翠さん
大阪女学院中学校2年
推し「Detective Conan」

優秀賞受賞者

黄石 遼さん
麻布中学校2年
推し「ONE PIECE」

敢闘賞

敢闘賞受賞者

髙橋 和夏さん
香蘭女学校中等科3年
推し「Girl Meets World」

敢闘賞受賞者

岩井 夏輝さん
堺市立三原台中学校2年
推し「Miihi (NiziU)」

敢闘賞受賞者

刈谷 守さん
巣鴨中学校3年
推し「Strawberry daifuku」

敢闘賞受賞者

小串 奏乃さん
AICJ中学・高等学校1年
推し「Pokemon cards」

敢闘賞受賞者

上野 瑛斗さん
北九州市立永犬丸中学校3年
推し「Nasukawa Tenshin」

敢闘賞受賞者

稲葉 彩乃さん
市川中学校3年
推し「Rakugo」

講評

狩野 晶子

狩野 晶子

上智大学短期大学部英語科 教授
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)理事・指導者育成トレーナー

英語授業研究学会理事
日本児童英語教育学会(JASTEC)関東支部運営委員

今回の第4回「スピコン」は昨年以上に内容、表現力ともに力のこもったスピーチがたくさん揃いました。最終審査では、2021年度より中学校で施行された新しい学習指導要領の目指すところに沿い、「相手意識」を大切にしたスピーチが高評価を得ました。最終審査ではとても緊張していたと思いますが、どのスピーチも自然な笑顔と生き生きとした表情や声のトーンで話され、皆さんがしっかり事前の準備を行い、相手にどのように伝えるかを意識しながら何度も練習したりリハーサルを行ったりしたことが伝わってきました。


スピーチのテーマは「海外の人に紹介したい、わたしの『推し』」です。
身近で自分ごととして取り組みやすい反面、自分の気持ちばかりが先走ってしまわないように、「誰に向けて」「どのような目的で」「どのような内容を」伝えてゆくのかをしっかり考える必要がありました。たとえば想定している聞き手が自分と同じ中学生なのか、大人なのか?自分が推している対象や日本のことについてどのくらい知っていそうか?それによっても伝え方や表現が変わるはずです。聞き手すなわち相手のイメージが具体的になると、内容の掘り下げ方やビジュアル・エイズ(visual aids)の選び方や使いどころがより的確になります。


今回の審査でビジュアル・エイズの活用は一つの大きなポイントでした。とてもうまく活用されていたものも、惜しいなあと思うものもありました。画面内で示されるフリップやスライドなどに加えて、衣装、小道具、ジェスチャー、画角の取り方、すべてが「相手により良く伝える」ための大切な要素です。限られた時間の中でどう効果的に伝わる工夫をし、何を取捨選択するかが重要です。入賞したスピーチでは、本文、つまり「何を伝えるか=content」とともに、「どう伝えるか=delivery」がしっかり考えられ準備されていました。


コロナ禍のもと学校でも社会でもオンラインの活用が一気に進みました。いまや自宅からリモートで世界中の会合や研修や会議に参加するのが当たり前になり、新しい形のコミュニケーションが一気に広がっています。今回の「スピコン」のような、ICTをフル活用しながら英語で自己表現や自己発信をするのは、中学生の皆さんにとって大きなチャレンジですが、同時に将来への大きな糧となるはずです。オンラインでの実施をチャンスととらえて、未来に向けて自分の表現力を磨き、広い世界へ羽ばたいてください。

ページトップへ