第5回
オンライン中学生英語スピーチコンテスト
結果発表

英語を使えた!達成感。もっと話したい!学習意欲。

後援:埼玉県教育委員会、千葉県教育委員会、神奈川県教育委員会、愛知県教育委員会、さいたま市教育委員会、川崎市教育委員会、名古屋市教育委員会、堺市教育委員会、岡山市教育委員会
協賛:株式会社レアジョブ、株式会社プロンテスト

株式会社ボーダーリンク主催  オンライン 中学生英語スピーチコンテスト(以下「スピコン」)は、中学生なら国籍・海外滞在歴を問わず誰でも参加できるオンライン英語スピーチコンテストです。

今年度の第5回スピコンには全国より約400名の中学生が参加し、「地域や社会をよくするために わたしができる小さなこと」というテーマに沿って、オリジナリティのある、熱のこもったパフォーマンスを披露してくれました。2回、3回と続けて本スピコンに参加くださった中学生が年々力をつけて入賞されたことは事務局としてもとても嬉しく思います。

特に優秀な成績を修めた10名の入賞者には表彰状とAmazonのギフト券が贈呈されました。次回は2024年夏に開催予定です。

最優秀賞

最優秀賞受賞者

佐藤 優衣さん
AICJ中学高等学校 2年

“Local production for local consumption”

スピーチコンテストに参加した理由

英語でスピーチをすることが大好きです。スピーチは準備や練習に時間がかかりますが、自分の伝えたいメッセージが相手に届き、共感してもらった時にとても感動します。今回は、担任の先生に勧めてもらい参加しました。

スピーチを行う上で心掛けたこと

「地産地消」のテーマは内容や単語が難しかったので、分かりやすく伝えるために、言葉だけでなく、絵も使いました。また、話すスピードや声の大きさ、間の取り方にも注意しました。

これから英語を使ってやってみたいこと

高校でバカロレア教育を受け、海外の大学で学びたいです。将来は英語を活かした仕事に就きたいです。

優秀賞

優秀賞受賞者

西村 幸蘭さん
四日市市立内部中学校 3年

優秀賞受賞者

森岡 陽さん
渋谷教育学園幕張中学校 3年

優秀賞受賞者

広瀬 素未さん
大阪市立田辺中学校 1年

敢闘賞

敢闘賞受賞者

黄石 遼さん
麻布中学校 3年

敢闘賞受賞者

池田 結香さん
開智中学校 3年

敢闘賞受賞者

相澤 美波さん
開智中学校 3年

敢闘賞受賞者

原田 璃那さん
広尾学園中学校 1年

敢闘賞受賞者

岡田 悦子さん
普連土学園中学校 2年

敢闘賞受賞者

中川 桜子さん
学習院女子中等科 3年

講評

狩野 晶子

狩野 晶子

上智大学短期大学部英語科 教授
英語授業研究学会 理事
日本児童英語教育学会(JASTEC)関東支部 運営委員
小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE) 理事・指導者育成トレーナー

今回のテーマは「地域や社会をよくするために 私ができる小さなこと」でしたが、これは中学生のみなさんにとって、少し手ごわいものだったのではないかと思います。主観だけで語っても説得力を持たず、でも、ありきたりのきれいごとを並べて無難にまとめてしまっては、聞き手が話の内容に共感できず、つまらないものになります。最終選考に残った皆さんは、3分間という限られた時間の中でそのバランスをうまく構成したスピーチを練り上げ、工夫していました。そして入賞者は、さらにその内容に説得力を持たせるための話し方、声の強弱やアイコンタクト、ジェスチャーやvisual aids(視覚的に内容を補助するもの)を統合的に活用していました。それらをスムーズに繰り出すために何回も練習したことが、最終審査のスピーチでひしひしと伝わってきました。


入賞された皆さんの中でも、visual aidsの用い方に大きな幅がありました。自分で描いたイラストをふんだんに散りばめたパネルを用意したり、小道具やキーワードを書いた紙やタブレット画面を準備したり、提示するものの種類や使い方にそれぞれの工夫が見られました。また逆に、ほとんどvisual aidsを使わずにジェスチャーと表情だけで伝え切ろうと工夫と研鑽を積んだスピーチもありました。


どちらのスタイルが正統だとか、有利だとか言うことでは決してありません。visual aidsもジェスチャーや表情のいずれも、聞き手を惹き付けたり、内容をわかりやすく伝えようとしたりするための大切な要素です。内容や話し手の個性に合っているかどうか、どのくらい効果を考えて聞き手の立場に立って考えて用意しているか、そしてこれらの要素を最大限効果的に使うために、当日までにどのくらい練習しリハーサルしてきたかで勝負が決まりました。オンラインで画面越しでも真剣に取り組んだかどうか、思いが込められているかどうかは伝わります。


現時点で中学生の皆さんは、これからオンラインだけではなく仮想空間やアバターなど、様々な新しい形でのコミュニケーションが「当たり前」になっていく激動の時代を生きていくことになります。そのような不確定な未来に向けて説得力のある「伝え方」を模索しながらそれぞれの考えるベストを見せていただいた今回の入賞者の皆さんに心からの賞賛を贈ります。皆さんがこれから生きる未来の地域や社会がきっと明るく希望に満ちたものになるよう、これからのさらなる活躍を期待します。

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